建物の構造について①
家を建てる場合、構造はどんなものがある?
土地を購入して家を建てる場合、
建て方について考える機会があるかと思います。
「木造」か
「鉄骨造」か
「RC造」か等
現在の建築の仕方には何種類かあります。
日本は地震大国
世界第4位の地震頻度の日本において、
地震や災害が起こることは「必然」と考えた場合、
はたしてどんな建物が良いのか、安全なのか、
ということを考えるかと思います。
そこには「予算」の相談もあるかと思いますが、
予算は度外視しまして、
どの建て方で建てられる建物が地震に強いのかを検討していきます。
木造とは
木造とは、主要な構造が木材で作られた建物のことで、
おもに住宅建築に使われます。
近年の技術革新によって、
大規模建築でも使われるようになってきました。
しかし、木造は大規模なスパンに向いていないため、
梁の一部に鉄骨を用いる「木造鉄骨併用構造」もあります。
鉄骨とは
鉄骨造は、建築物の躯体に鉄製や鋼製の部材を用いる建築手法です。
鉄骨は強度が高いため、高層ビル建築に向いています。
東京タワーや東京スカイツリーも鉄骨造です。
RC造とは
主に柱や梁・床・壁が鉄筋とコンクリートを流し込んで固めたものです。
集合住宅によく使われます。
火災に強いため、火災が広がりやすい地域などに適しています。
組み合わせもある
これらの構造を組み合わせた構造は「併用構造」と言います。
豪雪地域等では、
一階部分に腐りやすい木材を使用せず、
鉄骨を用いて2階以上を木造にしたりします。
最終的には「建てる地域」や「地盤の固さ」、「予算」で決める
構造種別を選択する場合、
それぞれの特徴をよく調べ、
それぞれの特徴を把握することが重要です。
木造の方が良い場合、RC造の方が良い場合、
それぞれにメリット・デメリットがあります。
燃えやすい・形状が変化しやすい・使い勝手が悪い等です。
また、上記建て方により、
構造計算も異なってきます。
木造の計算方法、
鉄骨造の計算方法、
RC造の計算方法は違いますので、注意が必要です。
収益物件を購入される場合には、
税務的な観点から、耐用年数のちがいにより、
減価償却の違いがあります。