土地の地盤について
相続によって取得した場合や、土地を購入して建物を建てる際、
硬い地盤まで2m以内の場合はこの方法で地盤を改良します。
その土地の地盤の状態というものはパッと見ただけではわかりません。
日本は地震が多い国ですので、
度重なる地震により地殻が変動する場合もあります。
まずは「地盤調査」をして、軟弱な状態でなはないか確認することが必要です。
スクリューウエイト貫入試験
鉄の棒を地面に突き刺し、重りと回転を加えながら土地の硬さや締まり具合を確認する方法です。
深さはだいたい10m程度まで判定が可能です。
費用はい1棟あたり5万円~8万円かかります。
調べる箇所は4隅と中央の5か所が通常です。
表層改良
2m以内の弱い地盤の土地にセメント系などの固化材を混ぜ、固めて安定層を形成する方法です。
工期は2日ぐらいの比較的短期で完了します。
費用は30万円~50万円です。
柱状改良
硬い地盤まで8m程度の場合はこの方法で改良します。
硬い地盤まで「柱」状の杭を作り支えさせる方法です。
費用は100万円程度です。
鋼管杭工法
硬い地盤まで8m以上あるときやセメントで地盤が固まりにくい地質ではこの方法で改良します。
鋼管製の杭を硬い支持層まで打ち込み、安定させます。
費用は柱状改良での費用+α深さ分です。
実際、スーモ等で土地情報を見つけ、購入したとしても、
購入後に地盤を調査しますので、
思っていたより地盤が弱い場所等の判断は、
ご自身もしくは間に入る不動産会社の調査ではわからないケースが多いです。
市役所や法務局で、過去その土地は何であったかの調査は、
最低限すべき事項です。