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宅建試験2024年

不動産事情


不動産仲介業で働く方々にとっては、何としても取得しておきたい資格「宅地建物取引士」。
お客様を物件に案内する際、契約をする際に、この資格があればなんとなく自信がもてます。
この資格を取得しようと思いついた理由はひとそれぞれかと思います。
そんな私も、以前働いていた会社で、全く不動産に関わりの無い仕事をしていた状況で取得しました。
現在、宅建試験合格に向けて頑張って勉強されている方の参考にされば幸いです。

宅建試験の日程


今年の宅建試験の日程ですが、
試験日:2024年10月20日(日)13時~15時
結果発表:2024年11月26日(火)
です。
この試験ですが、
とにかく過去問をやりこむことで、合格最低点をとることができる試験です。

どれぐらい勉強すればいいの?


ユーチューブ等でいろいろな勉強の仕方が公開されていますので、
記憶法や勉強スケジュールを組んでみて勉強を進めていけばなんとかなります。
インターネット等の情報では
各国家資格の取得に要するおおよその合計勉強時間が載っていたりします。
当然、たくさん勉強時間を確保すれば合格に近づくと思います。
しかし、私の考え方は少し違います。
上記「2024年10月20日13時の時点で、最大限自分の頭の中に、使える知識が詰まっている」
状態にいかにもっていくか、ここから逆算してスケジュールを組んでいくことが重要な気がします。
勉強が嫌いな方、座って勉強することが苦手な方等、
いろいろな方がいらっしゃいます。
そのような方が、500時間とか1000時間とか、正直しんどいです。
「試験に受かるためだから、気合いでがんばれ」という精神論も理解はできますが、
やはりしんどいです。
試験日に対して現在7月初旬、まだ3ヵ月もありますので、
私の場合、勉強持久力がもちません。
実際、私の場合、
①未経験(不動産のことは全くわからない状態)
②プライベートでごたごたしていて勉強できる状態ではない
でしたが、約2週間集中して勉強し、
44点を取れました。
(不動産会社にお勤めの方は5問免除という制度があります)
合計勉強時間は100時間程だったと思います。
しかしこの2週間までに、入念に考えたスケジュールは組んでいました。
以下、私が宅建に合格したやり方を記載します。

①過去問と対応テキストを古本屋で購入


その当時、お金がありませんでしたので、新品の本は買えませんでした。
車も持っていませんでしたので、家から極力近い古本屋で、
たまたま売っていた宅建試験用教材(計400円)を買いました。
ここでポイントですが、どの過去問・テキストでも合格するとは思いますが、
決めた過去問・テキストをとことん信用して、
いろいろな過去問・テキストに手を広げないでください。
決意して買った本がボロボロになるまで解きまくってください。
私はこの2週間、どこにいくのも常に過去問を持って行動していました。

②一言一句意味を理解したつもりで、どんどん読み進めてください。


私はめんどくさがりでしたので、
本の左ページに問題、右ページに解説の形式の過去問が合っていました。
その本がたまたま古本屋で売っていました。
ここで私がとったやり方は、
1週目は「単なる読み物」として過去問を読んでいました。
解いていません。
当然、不動産業界のことは知りませんので、理解できないことだらけです。
しかし、コツは、理解したつもりでどんどん先に進んでください。
とにかく1周目は、いかに早く最後まで読んでしまうか、です。
理解できない選択肢には×をつけていきます。
最後まで読み終えたあと、よくわからない選択肢(×の箇所)について、
対応テキストを使用し辞書的な感じで調べていきました。
1周目に、理解できなくて×をつけた箇所も、
次以降の同じような問題で理解ができる場合が多いです。

1周目はそのやり方でどんどん進めていきます。
2周目からは右のページを隠して問題を解いていきます。
反射的に〇×がわからない場合は全てチェックしていきました。
3周目は間違った選択肢、反射的にわからなかった選択肢のみ解いていきました。
4周目はまた全ての問題を解いていきました。
5周目は4周目で反射的にわからなかった選択肢のみを解いていきました。
時間の許す限り、これの繰り返しです。
私は2週間で計5周しました。
時間がもう少しあれば7周はしたかったです。

③暗記しなければいけない数字や文言の確認


宅建の試験は、理解で解ける問題、暗記しなければ解けない問題があります。
その暗記しなければ解けない問題に関しては、
過去問ではなくテキストの方を利用しました。
緑の暗記ペン(ダイソーさんで110円)を赤シート(確か過去問についていました)で
これでもか!というぐらい緑で消しまくっていました。
暗記にもコツがありました。
夜寝る前に緑で消した部分を赤シートで消して暗唱、
朝起きて再度暗唱。
そしてこれもコツですが、
何も見ないで(目をつぶったり、仕事中に)
ふとテキストのページを思い出してみることもやっていました。
これを一週間やり続けると試験当日までぎりぎり暗記が保ててます。

私がとったやり方(上記①~③)で合格ラインまでいけました。
教材費用は400円です。
しかし全ての方が上記やり方で合格する保証はありませんが、
宅建試験に限っては、
だいたいの合格される方は同じような感じで勉強されているのではないかと思います。

私は直前模試を受けることもしていませんし、
予想問題もしていません。
お金に余裕がありませんでした。
しかし、実際に過去問とテキストのみで合格していますので、
言えることは、
「決意して購入した過去問・テキストで合格する」と信じて、
あとはこなしていくのみかと思います。



この記事の執筆者

このブログの担当者  

久賀田 康太


保有資格:宅地建物取引士

1985年生まれ。

大阪府守口市出身。

関西大学法学部法律学科卒業。

住友不動産販売株式会社にて

土地、中古戸建、新築戸建、

一棟収益物件、工場、田畑等の

売買仲介業務にて実務経験を積む。

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